地球科学

地下水化学モデリング

 放射性廃棄物処分や二酸化炭素の地下貯蔵では,地下に固定化した物質が地下水に溶け出し,岩盤への吸着や脱着を繰り返しながら移動することが予想されます。そこで,放射性物質や二酸化炭素の溶解,沈殿及び吸脱着に影響を与える地下水化学及び岩石の鉱物学的特徴を把握することが必要となります。また,地下水化学や岩石の鉱物学的特徴は,現在生じている地下水の混合状況(淡水と海水あるいは熱水など)や過去に他の地下水が浸入した履歴(酸化性の地表水との反応による酸化物の存在など)を示すことから,現在及び過去の地下水流動を読み解く上で鍵となる情報を提供することとなります。

 QJサイエンスは,地下水化学についての主成分分析等の統計的手法や地下水水質形成過程についての反応拡散モデリングといった数学的な手法を地球化学の専門知識と組み合わせることによって,東濃ウラン鉱床のナチュラルアナログ研究などでユニークなコンサルテーションを行っています。

3次元地質構造モデリング

 地質構造の理解のためには,ボーリングデータや物理探査などの様々な断片的情報に基づき,個々のパーツが整合的に組み合わされた3次元モデルを作成することが必要です。これまでの3次元地質構造モデルは,不確実な情報から否定できない複数の選択肢のうちの一つを選択して作成するものでしたが,この方法ではいわば最良推定モデルだけが得られ,他の可能性あるモデルオプションは淘汰されてしまいます。

 そこで,QJサイエンスは,3次元地質構造モデリングを種々の不確実性解析手法やEVIDENTIAL SUPPORT LOGICと組み合わせることにより,考慮すべきモデルバリエーションの多様性とそれぞれの確からしさを表現することを試みています。

 

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